木々の葉っぱの間からは夏の太陽。
緩やかな坂道を下ると。
kamiya bakeryの白い小さな看板が迎えてくれます。

白い木枠のガラスのドアを開けると。
そこはなんだか別の世界が広がっていました。
小さいけれど。
確実に。
kamiya bakeryという世界がそのドアの向こうにありました。
木のカウンターの上には。
特に凝った成形や、色とりどりのフルーツが盛られたパンは一つもなく。
素朴だけど。
でも。
丁寧に可愛らしく焼き上げられたパンたちが
お行儀良く背筋を伸ばして並んでいます。
みんな、こちらを向いて笑ってる感じがするのは
アタシだけでしょうか?(笑)
なんとも愛らしく微笑ましい♪
kamiya bakeryのパンは。
牛乳・卵・砂糖・バターは使わず
本来の小麦の甘さや風味を損なわず丁寧に長時間かけて
発酵させ焼き上げています。
砂糖を全く使わず発酵させるというのは
店主のこだわりを感じずにはいられません。
牛乳・卵・バターを使えばリッチなパンは焼きあがるけど。
確かに、小麦の甘さや香りはかき消されてしまうものです。
だからkamiya bakeryのパンは
噛めば噛むほど、そのパンの一番美味しい味が後から後から
口の中に広がっていくのかも知れません。


初めてここのパンを食べた時。
今まで自分が食べた事のある、噛み応えやモッチリ感とは
全く異なるそれがありました。
その感覚はホントに驚き、そして、すぐに虜になりました。



店内には小さなテーブル席が1つだけあり。
ご自慢のチャイと一緒にパンを食べる事ができます。
(冬の時期はスープも頂けますよ!)
最近では。
リネンのエプロンや木のカトラリー。
コースターなんかがお店に並んでいます。
何気なく並んでいる雑貨達もみんな背筋がいいのです。

kamiya bakery
愛知県名古屋市昭和区宮東町358
052-781-5450
11:30〜18:00
日・月休み
(サチパン。)